実は壮大だった映画「忘却の秘め事」

 実は今回の映画「忘却の秘め事」ですが、脚本・監督の私、小垣しか知らない秘話なのですが、当初はものすごい壮大な世界観の映画でした。どういった感じの世界観かと申しますと、撮影された映画は一つの館に数人の男女が閉じ込められて…その中で事件が起きる…というものなのですが、当初の脚本ではこの閉じ込められる館は巨悪のボスである浅井家の長の館に過ぎなかったのです。

 館一つよりも広大な田舎町で起きるアクションあり!サスペンスあり!の超大作で、現在完成された映画にも登場人物として出てきます、主人公の吉永と不動産仲介会社の楽田とは幼少期の同級生で、警察組織を退職したばかりの主人公・吉永と、金の事だけ考えてきた楽田という性格の真反対の二人が、『神隠しの伝説』を持つ田舎町で再会して連続猟奇殺人を解決する事になって行きます。その田舎町では昔、唯一の町医者だった若者が正義と平等な医療に努めたにも関わらず妻を陥れられ非業の死を遂げます。その医師が44年経過した現代で亡霊となって地元の人がジェルベルトと呼ぶ森の入り口付近で霧の深い日になると若い女性を神隠しのように連れ去る、という伝説が地元の町外れには伝承話として囁かれていました。

​ その神隠しの連れ去り事件に、かつて吉永と楽田と共に青春時代を過ごした幼馴染の一人の女性が巻き込まれて亡くなるという事件が起き、その解決の為に性格の真反対の二人が過去の確執を乗り越えて立ち向かうというストーリーでした。彼女は吉永とふざけ半分ながらも結婚の約束をした事がある女性で、殺され方は森の木の上にウィディングドレスを着て吊られているという凄まじさで、それが冒頭の映像になる構想でした。映画のタイトルも「ジェルベルトの花嫁」とか「花嫁の肖像」とか、かっこいいタイトルでした。

 楽田は不動産の仲介業として田舎町の権力図に詳しく、おおよその検討がついていました。吉永と楽田は情報収集の為に浅井財閥の運営するジャズバーを訪れます。そこで現れた歌姫が、撮影された映画にも出てきます水沢裕子でした。「忘却の秘め事」ではヴァイオリニストとなっていますが、構想時点では魅力的で才能はあるが、ジャズバーの店主に劣悪な職場環境やいじめにさらされている歌手でした。そんな不憫な水沢裕子に、よそ者の吉永は手を差し伸べようとしますが、田舎町の権力構造に詳しい楽田は関わらないよう説得します…。

 劇中に出てくる山本という登場人物も、主人公・吉永の元上司という事は変わりませんが、地下駐車場で激しい銃撃戦で戦います。山本の部下には村松という最狂の殺し屋もいて、吉永と楽田は命がけで彼らから逃げつつ、猟奇殺人の真相を追います。楽田の不動産の事務所に小型爆弾が投げ込まれたり、水沢裕子には美しい路地裏で歌を歌うシーンがあり吉永と楽田が彼女の好意を競うようになったり、やがて霧の深い日に「神隠し」の起こる秘密も暴かれ、麗しの歌手・水沢裕子を田舎町に捨てて巨悪である浅井家から逃げるか、彼らの44年前の不正と医師夫婦殺害を証明する為に戦うか、吉永と楽田は迫られます。

 

 果たして彼らの辿り着く真相とは…。ヒントは花嫁姿で亡くなった幼馴染の女性の薬指にはめられていた指輪と、吉永との結婚を約束したあの日の思い出の中にあって、吉永だけがこの事件解決の入り口に気がつけるように出来ていて…。

 追い詰めた浅井家の長の地下室には、なんと???あの水沢裕子の花嫁姿の肖像画が大事そうにかけられていて…  なぜ…?

 と、迫力満載の超サスペンス大作だったのですが、予算の都合で技量の高さで25万円で製作する火曜サスペンスになりました、とさ。。笑

また映画制作秘話、更新しますね!

​株式会社 東京映像 代表者 小垣 聖司

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